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Yoshi

ポーランド人とイタリア人、日本人が晩御飯を食べながら話すこと

今日はちょっと早起きしました。
ここ三日ぐらいすごく涼しいプラオのさわやかな朝を楽しむ、というのはおまけで、
つい最近世界一周旅行を始めたばかりのアンナとアンドレアをお見送りするため、というのが本当のところ。

最近世界一周旅行をする人、日本でも増えているみたいだけど、
この二人の目的はちょっと変わってます。
自分探しとかじゃないんだよ。
いろんな国を廻って、それぞれの場所のチェンジメイカー(社会に変革をもたらす人たち)を掘り起こして記録するのが二人のミッションなんだそう。
先月、なんとタイから旅を始めて、最低でも3年間は旅を続けるそうです。すごいーーーー。

今日まで1週間ぐらいプラオに滞在して、私たちの活動にもたくさん参加してくれました。
個人的にも、どうしてイタリアだけあんなにパスタばっかり食べるのかとか、理想的な社会の形ってどんなのかとか、
二人と何から何まで話せたのが楽しかったです。
昨日は、交差点の近くの小さい食堂で、
なななんと、世界第二次大戦について話し合っちゃいました。
野菜炒めとかキノコのサラダとか食べながら、タイの片隅で、
ポーランド人とイタリア人、日本人が、それぞれの立場で、
自分たちが生まれる前の、でもものすごく何回も教科書で教えられて自分の記憶のように印象深い戦争について話し合う。
こういうのも、タイの田舎で草の根団体を運営する醍醐味なんだよね。

アークの活動についてもいっぱいインタビューしてくれて、
イタリア語とポーランド語、英語でウェブサイトに記事を書いてくれるそうなので、
今から楽しみ。
英語しか読めないけど(汗)。
さっき見たら、もうちょこっとブログに書いてくれてました。

 

この後二人は、ヒッチハイク(!)でラオスに渡り、
そこから、ベトナム、カンボジアと回るそうです。
二人だから大丈夫だとは思うけど、
くれぐれも健康と安全に気を付けてね。
また地球上のどこかで会えるのを楽しみにしてるよ。
チャオ!(アンナ、ごめん、ポーランド語はわかんないや。)

荷造り逃避

明日からバンコク経由で、バリに1週間ほど出張。
バンコクの友達とごはん食べたり、バリで視覚障害関連の同僚と久しぶりに再会するのも楽しみだし、
なんてったって噂で聞いてたバリにいけるのもラッキーだと思う。
この荷造りさえなければ。。。
2週間に1回ぐらいは長距離移動してるのに、
何回やっても好きになれません。
なんか余計いやになってる感じ(笑)。
スマホにパソコン、ICレコーダー、そういうものを充電するケーブルごちゃごちゃ、
いろんな国のお金、
用途に合わせた服に靴、
あ、アイロンかけなきゃ!とか、
あー、もうめんどくさい、ということでこれ書いてるわけです。
あーあ、小人さん、どこですか?
猫に手伝わせようと思ったら逃げられた。

素晴らしい贈り物

これ、ただの地図じゃありません。
触地図と言って、凹凸を指で確認することによって、私たち視覚障碍者にも使えるようになっているものなんです。
主な道路や建物の名前は、点字と墨字の両方で書かれています。るので、
普通の地図をそのまま使うと、情報量が多すぎて触りにくいので、余計なものは全部消して、大事なところだけ残してあります。
これを作ってくださったのは、新潟大学工学部福祉人間工学科の渡辺 哲也先生です。

チェンマイに住んでもう4年になりますが、今日届いたこの地図を見て、
今更ながらたくさん発見をして、喜んでいる私。。。
たとえば、市内の真ん中にある四角い旧市街から、駅やバス停、空港がこんなに離れているなんて気づきませんでした。
どおりでトゥクトゥクのおっちゃんたち、ぜんぜんまけてくれないはずだわ。。。

3部送っていただいたので、
今度チェンマイの盲学校におすそ分けしてきます。
触地図って、小さいときから読んでないと、なかなかわかりにくいもんなんですよね。

渡辺先生、本当にありがとうございます!

科学へジャンプ2015に行ってきました!

Jump to Science 2015 group photo

8月12日から15日まで、愛知県で行われた「科学へジャンプ2015」に参加してきました。
全国から18人の視覚障害を持つ中学生、高校生が一堂に会し、理数系のさまざまなワークショップに参加したり、とにかく一緒に楽しいことをする、という企画で、
私は、タイでしている仕事をシェアするということでお招きいただいたのですが、
実際は、みんなとゲームをしたり、肉まんを作ったりして、子供たち以上に遊んできちゃいました(笑)。
このキャンプを楽しいものにしようという大人の皆さんの並々ならぬ熱意に感激。
そして、一般の中学生や高校生以上に積極的で、堂々と発言したり意見を言ったりする生徒の皆さんにも感動。
立場を超えて、素晴らしい人にたくさん出会えたことに大感謝です。
タイでもこういうのやりたいなー。。。

近くにあるのに見えないもの

Yoshimi with two pairs of scissors

32年間生きてきて、今日生まれて初めて美容師さんの使うはさみを手に取って触らせてもらいました。
あーー、こんなに小さいもんだったんだー、と感動。
視覚で周りを観察できないというのは、どんなに身近にあるものでも、
手に触れてみるまで、実際の形や大きさなど、あくまで想像するしかないということなんですよね。
なんだなんだ、そんなこと、と思われるかもしれませんが、
わたしにとってはかなりの感動の出来事でありました。
まだ触ったことないもの、山ほどあるんですよ。
病院で使ういろんな道具とか、レストランの厨房の道具類とか、もう数えきれないぐらい。
もし周りに目の見えない子供がいたら、とにかくいろんな人にお願いしてでも、いろいろ触らせてあげてください。
子供だったらかわいいから、かなりなんでも触らせてもらえるでしょ?
大人になるとけっこう恥ずかしくて、「触らせてください」って言いにくいもんなんですよね。

泥+もみ殻+みんなの協力=楽しい学び舎

Little Smiles Center Opening Day

今日は、アークにとって記念すべき1日となりました。

チェンマイ県プラオ郡メーウェン地区メーウェンノイ村に、私たちの3か所目となる幼児教育センター、えがおの家をオープンすることができたのです。

5月には、2人のスタッフと16人のリス族の子供たちという今までで最大規模のセンターが正式にオープンします。

今日の開所式に来てくださった皆さんの中には、「今までで一番きれいだね!」とおっしゃってくれた方も多かったのですが、皆さんはどう思われますか?
私たちを信頼して、建設費の全額を支援してくださったNPOエコピースの皆さん、デザインから建設の指揮までを現地で担当してくれたどらごんふらい・コミュニティ・ファンデーションのアルバートとピーター、無償で建設を手伝ってくれたメーウェンノイ村の村民の皆さん、日干し煉瓦作りから美しい壁のモザイク作成まで参加してくれたアークの二人のボランティア、シャーロットとエズミー、ほかにもここには書ききれないほどたくさんの皆さんのご協力があって、今日の日を迎えることができました。
正直に言いますと、建設着工から何度か、さまざまな問題に直面し、プロジェクト事態を断念しようかと考えたこともありました。

でも、多くの皆さんの励ましと辛抱強い応援のおかげで、とりあえずここまでたどり着くことができました。

きれいなセンターの外側ができた今、中身を作っていくのはさらに時間と労力がかかることですが、皆さんにご指導いただきながら、えがおの家とともに、私たちも成長していきたいと思います。
明日から1週間は、タイ正月のためお休みをいただきます。

残りの写真は、お休み明けにアップいたしますので、お楽しみに!
ではでは、みなさん、改めまして、今までのご支援、ありがとうございました!

これからもどうぞよろしくお願いいたします。タイにいらっしゃる皆さんは、楽しいソンクランをお迎えください!

忘れられない日曜日

Yoshimi with the happy couple

はるちゃんは、2004年、私が初めてタイに来た年からの大切な友達です。そのころから10年近く、バンコクの端っこにある小さい小さいアパートをシェアしてきました。
日曜日、彼女は、富士山のふもとで有機農業を営む、あばちゃんさんと結婚式を挙げました。
来月には、だんなさんと一緒に暮らすため、はるちゃんは日本にお引越しです。
はるちゃんがタイにいなくなるのは、兄弟がいなくなるのも同様で、とてもさびしいです。
でも、日本に帰ったときに遊びにいく友達が一人増えたと思うことにします(笑)。
はるちゃん、あばちゃんさん、改めて、ご結婚おめでとうございます。お互い、生涯支えあうことができる人に出会えて、本当によかったね!
人生は山あり谷ありなので、ロマンチックなことばかりは言っていられません。ひどいけんかをしたり、いやーな雰囲気になることもきっとあると思います。
一緒に暮らすのがいやになったり、結婚っていったい、とか思うようになったら、結婚式の写真を見て、あのときの気持ちを思い出してください。そして、私を含めたたくさんの人たちが、心から二人を祝福し、ずっと一緒に歩いていけることを願っていることを忘れないでください。ありきたりだけど、末永くお幸せに!