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お知らせ: 第4回本の虫巣ごもりライブ Feat. 白井崇陽 ~つながり~

太陽の家での読み聞かせ

日時: 2020年9月12日(土) 日本時間16:00-17:00
会場: オンライン (YoutubeFacebookで配信予定)
料金: 無料(投げ銭、ご寄付歓迎)

写真: バイオリンを持った白井君と本棚を背にした堀内

 こんにちは!堀内佳美です。

 日本にいるみなさん、先日の台風の影響などは受けられませんでしたか?
被害を被られた皆さん、特に今年何度も天災に見舞われている九州の皆さん、心からお見舞い申し上げます。
私は、独特のむっとした台風前の空気に触れたり、夜中に雨や風の音を聞いたりしながら、
つくづく日本にいるんだなーと感じていました。

 さて、第4回となる本の虫巣ごもりライブ。
今回のテーマは、「つながり」とさせていただきました。
コロナ禍がやってきて、世界中で、触れ合うこと、人に近づくことが難しくなってしまっています。
そんな時だからこそ、いろいろな形で人と繋がることがかけがえのないことだと思うようになりました。

 第3回までと同様、高校の同級生でバイオリニストの白井崇陽君がソロバイオリン演奏、私が自己流朗読をお届けします。
土曜日の午後、音楽や物語を通して、人と人のつながりのすばらしさを、皆さんにお届けできたらとてもうれしいです。

 「会いたい人にしばらく会いにいけてないなー」という方、
 「テレワーク、快適だけどやっぱりちょっとなんか寂しいかも」という方、
 ぜひ、週末の午後の一時、お耳を貸してください。
 今回は日中の開催ですので、またタイのランマイ図書館の様子もお届けしたいと思っております。

? 白井君のブログはこちら

♪ 白井君が弦楽4重奏とともに弾く「となりのトトロ」 MV

?第3回の巣ごもりライブ動画
(ライブは動画開始後、6分ぐらいしてからスタートします)

写真: 図書館スタッフのブンちゃんの読み聞かせに聞き入る小さい子供たち
太陽の家での読み聞かせ

   ? アークについて
アークどこでも本読み隊(アーク)とは、2010年に、私、堀内佳美がタイで立ち上げた非営利団体です。現在は、北部、チェンマイ県プラオ郡を中心に、移動図書館を含めた図書館サービス、山岳民族の子供たちのための早期準備教育、そして障害の有無を問わずみんなが楽しめる「でこぼこ絵本」の製作の三つを柱に活動を続けています。
アークのウェブサイトはこちら

   ? 寄付のお願い
 もし演奏や朗読を気に入っていただけましたなら、
皆さんのご無理のない範囲で、投げ銭(なげせん)やご寄付をお願いいたします。
いただいた投げ銭やご寄付は、
半分をバイオリニストの白井君に、
後の半分をアークの活動費、とさせていただきます。
アークは、読書のみならず、文化や芸術がすべての人の手に届く存在であるべきだと信じています。
そのために、私たち一人ひとりが、文学や芸術を生み出し伝える人たちを支えていければと思っております。

 「タイの図書館や識字教育活動の支援がしたい!」
 「日本の人たちに、素晴らしい音楽を届け続ける演奏家の応援がしたい!」
 そんな風に思ってくださった方、
ご無理のない範囲で、ご協力をお願いいたします。

 当日、YoutubeやFacebookから、PayPalを使って「投げ銭」していただくこともできますが、
PayPalをお餅でない方や、世界旅行に集中なさりたい皆様は、
ライブの前後に日本、あるいはタイのアークの銀行口座にお振込みいただくか、
私、堀内佳美のPayPalにお振込みください。

? 日本国内お振込み先
銀行名:みずほ銀行
支店名:高知支店
番号:普通 1954538
口座名:アークどこでも本読み隊

? タイ国内お振込み先
銀行名:Kasikorn Bank
支店名:Central Festival
番号:Savings Account 043-8-15111-7
口座名:Bookworm Foundation

? PayPal
アークどこでも本読み隊
yoshimi.in.kochi@gmail.com

   ? お問い合わせ先
 ご意見、ご質問などは、こちらまでお願いいたします。
Eメール:yoshimi.horiuchi@gmail.com
日本国内お電話:080-8638-5674
Line ID: YoshimiARC
ツイッター: YoshimiARC
WhatsApp / Facetime: +66 83 542 7283

 それでは、皆様にまたお会いできるのを楽しみにしております!

また1歩前進!

カバー写真説明: 団体登録証明書(タイ語)

はい、これこれ、待ってたんです、本当に!
アークが、タイで公式な財団(非営利組織の1携帯)として登録されたという証明書。
弁護士さんから連絡をもらっても、今日実際触るまでは、半信半疑でした(笑)。
タイ政府公認の押印がされたところが、ちょっとがさがさになってる本物の証明書を触って、まずは一安心。
あー、これでとりあえず綱渡りがひと段落、という感じ。

でも、まだやらないといけないことが山ほどあるんだな。。。
例えば。。。

1.日本語と英語の名前:
新しい財団の名前は、タイ語でムラニティ・ノーンナンスー(มูลนิธิหนอนหนังสือ)といいます。
で、単純に、英語では、Bookworm Foundationにしようと思ってたんですが、
なななんと、アメリカに、The Bookworm Foundationという、やっぱり読書・教育関連の団体があることがわかっちゃって。。。
前もってググっておかなかった自分にがっくり。
日本語はそのまま「アークどこでも本読み隊」を使おうと思ってたんだけど、
いろいろ考えてると、全部変えたほうがいいような気もしてきて。。。
あああああああ!
となりそうなので、まずはしっくりくる名前を考えさないとです。

2.ロゴ:
ロゴも新しくしようっていうことで、
ドイツ人ボランティアのレアちゃんが全デザインしてくれたものを使うことにしました。

今まで使ってきたのがこれです。

写真説明: バスの上で2匹の芋虫が本を読んでいるロゴマーク

で、次に、レアちゃんのロゴがこちら。

写真説明: 開いた本の上に、地球儀が浮かんでいるロゴマーク。地球儀は、ユニコーンや足跡など、いろいろな絵柄がくみあわされてできている。

いろんな人に意見を聞いて、概ねポジティブなフィードバックをいただき、
「よし、これで決まり!」と思っていたのに。。。
この前、ウェブドメインをどうするか迷ってFacebookに投稿したら、
ついでに載せてたロゴを見た友人からストップがかかっちゃったんです。
「なんでこのタイミングに。。。」とちょっと泣きそうなんだけど、
彼女のビジュアルセンス、信頼できそうだし、指摘されたことにも一理ある。
なので、これもまた振り出しにもどって、今度の理事会で話し合うことになりました。
ふー。。。

3.会計士と弁護士
財団になったからには、決算報告もしないとだし、納税の義務もあります。
そういう仕事を引き受けてくれる会計士さんはたくさんいるんですが、
親身になってくれて、プラオからわりと近くに住んでいて、仕事ができて、
そして私たちが払える値段で引き受けてくれる人。。。
どうやって探そうかなー。。。

とまあ、まだまだ問題山積なんです。
でも、一つ言えることは、財団登録完了したってことは、してなかったときより1歩前進してるってこと(あたりまえか)。
目指すは、「誰が運営してもうまくいくシステムを作ること」なので、
未来の大人な団体に向かって引き続き邁進あるのみです!

8年目に来た長い冬、そして春がそこまで。。。

写真説明: 子供たちがおりの並んだ動物園にいて、ブランコや実を付けたマンゴーの木もある。

皆さん、こんにちは!堀内佳美です。
3か月に1回ぐらいはアーク通信を書きたいと思っているのに、
この前メールをお送りしてから、半年以上が立ってしまいました。
現在私は、理由があってドイツ南西部、シュトゥットガルトの友人宅でこれを書いています。
個人的に、日本で一番好きな季節、5月の風に乗せるつもりで、アーク通信をお届けします。
よいニュースばかりではありませんが、最後まで読んでいただければ幸いです。

アークが、一人前に試練を迎えた話

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、去年の後半から今年にかけて、アークにとっては荒波の中の旅が続きました。
アークは、2014年にタイ中部のスパンブリー県で団体登録を完了していたのですが、その法人格を使うことができなくなってしまったんです。
主な理由は、登録した当時からお世話になっていたアークの会長さんが、活動の拠点がバンコク周辺から北部に移ったことに賛同してくださらず、書類一切に署名することを拒まれたことです。
そのため、私を含めてすべてのボランティアなど、タイ人以外のスタッフへの召喚状などを、作成できなくなりました。
今私が一時的にタイを出ているのも、それが原因です。

でも、捨てる神あれば拾う神ありで、さっそく活動しているチェンマイ県プラオ郡の周辺で、アークの活動に賛同し、立て直しを手伝ってくださる方が見つかりました。
これは、その新規役員さんたちを交えて行った会議の様子です。

理事会の様子

新しい法人格は、プラオ郡に置きます。
前回は協会という形の法人格を取得したのですが、今回は、より非営利の活動がしやすい、財団という形を選びました。
前回の失敗の経験を踏まえ、登録文書の作成など、全般的に弁護士を通して行うことにしています。
予定では、5月末までに、アークを財団として登録完了できる予定です。
ご心配くださっている方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です!
七転び八起き、せっかく転んだのですから、これを機に、さらにしっかりとした団体の土台を築きなおすつもりです。

サルとポニーとプールの日

アークの法人格が揺るぎはしたものの、図書館や幼児教育センターでの活動は、変わらず続いています。
毎年恒例となっている幼児教育センターの遠足、今年は3月23日に行ってきました。

去年までは、チェンマイの動物園に行っていましたが、今年は趣向を変えて、近場のプラオにしました。
近所と言っても、センターの子供たちは、最低1時間、遠い子たちは2時間かかるところに住んでいます。
午前中は、20代前半の地元男性が運営する、小ぢんまりとしたミニ動物園へ。ここは、チェンマイの大きな動物園に比べると、規模は全くかないませんが、サルやクジャク、地鶏など、さまざまな動物に触れることができます。
ポニーにも乗せてもらって、子供たちはチェンマイの動物園以上に楽しんでいました。

プラオのミニ動物園での集合写真

プラオのミニ動物園、「フアン・ハイ・ポー・ダーウ (เฮือนไฮ่ผ่อดาว)」のFacebookファンページ(タイ語)はこちらです。

お昼ご飯を食べて、ランマイ図書館でちょっと休憩してから、午後は近くのプールへ。
水着をレンタルして、大人も子供も、ひとしきり水と戯れました。

下は、太陽の家の卒園生で、現在小学2年生のチャイヤー君が描いた、遠足の思い出です。

子供たちがおりの並んだ動物園にいて、ブランコや実を付けたマンゴーの木もある

山の上の村での生活とは一味違って、1年に1度、楽しい一時を過ごすことができました。

ランマイ図書館をもっと子供でいっぱいに。。。

2016年11月にランマイ図書館が新規オープンしてから1年半ほどになりました。
この間、移動図書館活動により勢力を注いできたのですが、その背景には、図書館に来る人の数が少し減ったということがあります。
引っ越す前は、プラオのほぼ街中にあったのが、本の2キロほど離れた場所に移っただけなのですが、ふらっと立ち寄ってくれる人の数が減ったように、スタッフみんな感じていました。
そこで、今年の4月から、新たに図書館での活動を増やし、もっと図書館に来てもらえるように取り組みを始めました。

子供たちに読み聞かせをするアークのスタッフ、ジウちゃん

今まで、毎週日曜日に子供向けの読み聞かせ活動をしていたのですが、それに加えて、土曜日に子供向けの簡単クッキング教室を始めました。
今は暑気なので、手軽に作れるスムージーを作っています。
平日にも、プラオ市内の幼稚園や学校などに積極的に呼びかけて図書館へ来てもらい、本を通じていろいろな活動を展開する予定です。

いかがでしたでしょうか?はらはらさせてしまったらごめんなさい!
次のアーク通信では、アークの新しい法人としての再出発をお知らせできると思います。
活動そのものは、基本的に変わらず続けていきますので、引き続き皆さん、ご支援、ご助言など、よろしくお願いいたします!

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堀内佳美 (ホリウチ ヨシミ)
アークどこでも本読み隊代表
169 M.6, T. Wiang, A. Phrao, Chiangmai 50190 Thailand
携帯電話(タイ): (+66) 83-542-7283
Email: yoshimi.horiuchi@gmail.com
Website: www.alwaysreadingcaravan.org
Facebook: www.facebook.com/yoshimiarc
Line ID: yoshimiarc
Youtube: www.youtube.com/user/AlwaysReadingCaravan
ご寄付の振込先:
みずほ銀行高知支店 普通 1954538
アークどこでも本読み隊
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土地の神様、お初にお目にかかります

今日、新しい図書館がある村の会議に参加したら、お寺のお坊さんが、
ここ2・3か月のうちに家の建て替えをする場合は、
「今月のうちに古い木材などを撤去、
来月のうちに建築を始めないと日が悪い」
とのお言葉。
あわてて家主のダムさんと現場へ直行。

「初めまして、土地の神様、
堀内佳美と申します。
こちらを改築して、地域の図書館を立てさせていただきます。
村の皆さんのお役に立てるよう最善を尽くしますので、
どうぞお守りください」

ダムさんに言われたとおり、声に出してご挨拶しました。
それからこの小野で扉の一部をばりばりっ。。。