写真説明: 子供たちがおりの並んだ動物園にいて、ブランコや実を付けたマンゴーの木もある。

皆さん、こんにちは!堀内佳美です。
3か月に1回ぐらいはアーク通信を書きたいと思っているのに、
この前メールをお送りしてから、半年以上が立ってしまいました。
現在私は、理由があってドイツ南西部、シュトゥットガルトの友人宅でこれを書いています。
個人的に、日本で一番好きな季節、5月の風に乗せるつもりで、アーク通信をお届けします。
よいニュースばかりではありませんが、最後まで読んでいただければ幸いです。

アークが、一人前に試練を迎えた話

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、去年の後半から今年にかけて、アークにとっては荒波の中の旅が続きました。
アークは、2014年にタイ中部のスパンブリー県で団体登録を完了していたのですが、その法人格を使うことができなくなってしまったんです。
主な理由は、登録した当時からお世話になっていたアークの会長さんが、活動の拠点がバンコク周辺から北部に移ったことに賛同してくださらず、書類一切に署名することを拒まれたことです。
そのため、私を含めてすべてのボランティアなど、タイ人以外のスタッフへの召喚状などを、作成できなくなりました。
今私が一時的にタイを出ているのも、それが原因です。

でも、捨てる神あれば拾う神ありで、さっそく活動しているチェンマイ県プラオ郡の周辺で、アークの活動に賛同し、立て直しを手伝ってくださる方が見つかりました。
これは、その新規役員さんたちを交えて行った会議の様子です。

理事会の様子

新しい法人格は、プラオ郡に置きます。
前回は協会という形の法人格を取得したのですが、今回は、より非営利の活動がしやすい、財団という形を選びました。
前回の失敗の経験を踏まえ、登録文書の作成など、全般的に弁護士を通して行うことにしています。
予定では、5月末までに、アークを財団として登録完了できる予定です。
ご心配くださっている方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です!
七転び八起き、せっかく転んだのですから、これを機に、さらにしっかりとした団体の土台を築きなおすつもりです。

サルとポニーとプールの日

アークの法人格が揺るぎはしたものの、図書館や幼児教育センターでの活動は、変わらず続いています。
毎年恒例となっている幼児教育センターの遠足、今年は3月23日に行ってきました。

去年までは、チェンマイの動物園に行っていましたが、今年は趣向を変えて、近場のプラオにしました。
近所と言っても、センターの子供たちは、最低1時間、遠い子たちは2時間かかるところに住んでいます。
午前中は、20代前半の地元男性が運営する、小ぢんまりとしたミニ動物園へ。ここは、チェンマイの大きな動物園に比べると、規模は全くかないませんが、サルやクジャク、地鶏など、さまざまな動物に触れることができます。
ポニーにも乗せてもらって、子供たちはチェンマイの動物園以上に楽しんでいました。

プラオのミニ動物園での集合写真

プラオのミニ動物園、「フアン・ハイ・ポー・ダーウ (เฮือนไฮ่ผ่อดาว)」のFacebookファンページ(タイ語)はこちらです。

お昼ご飯を食べて、ランマイ図書館でちょっと休憩してから、午後は近くのプールへ。
水着をレンタルして、大人も子供も、ひとしきり水と戯れました。

下は、太陽の家の卒園生で、現在小学2年生のチャイヤー君が描いた、遠足の思い出です。

子供たちがおりの並んだ動物園にいて、ブランコや実を付けたマンゴーの木もある

山の上の村での生活とは一味違って、1年に1度、楽しい一時を過ごすことができました。

ランマイ図書館をもっと子供でいっぱいに。。。

2016年11月にランマイ図書館が新規オープンしてから1年半ほどになりました。
この間、移動図書館活動により勢力を注いできたのですが、その背景には、図書館に来る人の数が少し減ったということがあります。
引っ越す前は、プラオのほぼ街中にあったのが、本の2キロほど離れた場所に移っただけなのですが、ふらっと立ち寄ってくれる人の数が減ったように、スタッフみんな感じていました。
そこで、今年の4月から、新たに図書館での活動を増やし、もっと図書館に来てもらえるように取り組みを始めました。

子供たちに読み聞かせをするアークのスタッフ、ジウちゃん

今まで、毎週日曜日に子供向けの読み聞かせ活動をしていたのですが、それに加えて、土曜日に子供向けの簡単クッキング教室を始めました。
今は暑気なので、手軽に作れるスムージーを作っています。
平日にも、プラオ市内の幼稚園や学校などに積極的に呼びかけて図書館へ来てもらい、本を通じていろいろな活動を展開する予定です。

いかがでしたでしょうか?はらはらさせてしまったらごめんなさい!
次のアーク通信では、アークの新しい法人としての再出発をお知らせできると思います。
活動そのものは、基本的に変わらず続けていきますので、引き続き皆さん、ご支援、ご助言など、よろしくお願いいたします!

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堀内佳美 (ホリウチ ヨシミ)
アークどこでも本読み隊代表
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